読売新聞に久賀社長のインタビューが掲載されました。
◆11月17日読売新聞朝刊の埼玉地域版に、久賀社長のインタビューが掲載されました
眼鏡を作る時は、視力を測ることだけでなく、顔の幅や形、耳の位置を確認するほか、眼鏡が必要な場面、掛けた時の疲れ方などをお客様から聞き取ります。
眼病予防のアドバイスも行います。プライバシーに配慮し、相談は完全予約制。安心してオーダーメイドの眼鏡を作ることができる環境を整えており、1時間ほどかけてじっくり眼鏡を選ばれるお客様が多いです。
このような接客ができるのは、従業員一人一人がお客様に親身に寄り添い、抱える問題を一緒に解決しようという意識を持っているためです。
採用活動では、福祉系の学科などを持つ大学を積極的に回り、人材を集めています。また、入社後数年経過すると眼科で医師のアシストをする研修もあります。例えば、患者の視力検査を担当したり、目の調節力を調べてカルテに反映させたりします。普段の職場から離れ、目に関わる知識を幅広く学ぶことで、一人の人間として大きく成長してくれます。
私は高校卒業後、光学レンズの製造会社に就職しましたが、その会社が設立した眼鏡の小売会社に配属となり、この業界でのキャリアを始めました。当時の眼鏡店はデパート内での販売が主流で、自分もその担当でした。売上は好調でしたが、上層部の方針と考えが合わず、30過ぎで退社。その後は知人の紹介で眼鏡のディスカウント店に転職しましたが、女性が長く働ける環境ではないと感じ、1991年、現在の会社を創業しました。
販売する場所はテナント料のかからない路面店とし、(コストの節約により)ブランド品を手頃な価格で販売しました。また、眼鏡は目の健康を保つ役割を果たす医療的な要素を持ちます。このため、「半医半商」の意識を持ち、丁寧な接客を心掛けてきました。お客様からの反響は大きく、1年半で2店舗目、10年目までにはさらに4店舗出店するまでに成長しました。
子ども用の眼鏡も豊富にとりそろえており、さいたま市見沼区などには専門店「こども眼鏡館」があります。子どもにとって眼鏡を掛けることがコンプレックスになるのではなく、むしろ楽しくなるよう、かわいらしいデザインの商品をたくさん仕入れています。
眼鏡の業界では単価の低下が進んでおり、(品質に影響すれば)眼鏡が本来持つ、目の健康を助ける役割がどれほど残るのか懸念しています。
環境の変化に適応しつつ、我が社はこれからもお客様に寄り添える人材で生き残っていきます。